若い女性から、老人まで男女問わず、手しびれの症状を感じることがあるようです。
一口に手しびれと言っても、単に同じ格好をしていた為に、しびれてしまったというような事もあるでしょう。
特に、テレビや映画などを見ていて集中している時には、体位を変える事が少なく、手しびれの状態になったということを耳にします。
また、寝ている際に余り動かなかったり、寝返りを打てなかったりする老人などは手しびれだけでなく、他の部位もしびれる可能性があります。
同じ格好をしていたのが原因で、手しびれになったのであれば、一定期間を経れば治る事ですし、それほど心配もないでしょう。
しかし、手しびれの裏に大きな病気が隠れているということも考えられない事ではありません。
ずっと手しびれが取れないという時には、早めに病院に行くようにした方が良い症状の一つです。
また、手しびれと同時に、頭痛などがいつも一緒に起こるというようなケースも、病気のサインである可能性があります。
一番酷いビリビリした状態の時の手しびれは、触れると飛び上がるような痺れになっていて、皮膚も自分の手でないような感覚になる事があります。
血行不良で、一時的に血がうっけつして手しびれになると、血が正常に通うようになるまでにこのような症状が表れるといわれています。
しかし、脳梗塞が原因で手しびれが現れた時などには、少し感じ方が違うようです。
手しびれのビリビリした感覚というよりも、麻痺の状態が続いたり、上手く指が動かないというような症状が出るといわれています。
脳内で血管の一部が詰まって、その結果として手しびれが現れるといわれていますが、血管が詰まったままではしびれがそのままになるようです。
脳梗塞では早期の治療がとても大切だといわれていますが、詰まった血液を除去することで手しびれもなくなります。
しかし、治療が遅くなったり、詰まった血管が上手く機能しなくなるというような事があると、手しびれが回復せずに後遺症になることもあるといわれています。
同じ格好をしていても、手足のしびれがすぐに起きてしまう人もいるでしょうし、一方で全く問題ないという人もいるのです。
一般的に、血のめぐりが悪くなることによって、手足のしびれという症状が起こる事が考えられています。
つまり、血行不良の人は手足のしびれに悩まされる可能性が高いといえるでしょう。
冷え性の女性が増えているようですが、冷え性も血行不良の症状の一種ですので、手足のしびれになる事もあります。
寒すぎるオフィスで仕事をしていて、指の先がしびれるという経験をしたことがある人などは、酷くなると手足のしびれに繋がる可能性も秘めています。
手足のしびれは、冷えや血行不良によるものであれば、改善も可能です。
血液の流れを良くして、手足のしびれがおきないような良い状態を作り上げる事が大切になります。
夏の冷房は気持ちよく感じるかもしれませんが、長時間冷房の効いた部屋に居ると血液循環が悪くなり、手足のしびれの元になる危険性もあります。
もちろん、血液の循環が良くない冷え性に悩む人などは、手しびれが起こる可能性が高いといわれています。
また、老人性の手しびれなどもあります。
さらには、妊娠中に手しびれの症状を訴える患者さんも居るといわれています。
深刻な手しびれを伴う病気としては、脳梗塞が良くしられています。
脳梗塞になった場合には、手しびれという症状が表れるだけでなく、足がしびれることもありますし、手しびれがなくても、呂律が回らなくなるという事もあります。
また、脳梗塞の後遺症として、手しびれが残るという事も考えられます。
もしかすると、手しびれがある病気の兆候として表れているということも考えられます。
また、五十肩にも手しびれがつきものです。
中には、五十肩になっても手しびれが出ない人も居ますが、多くの人が同時に手しびれを経験しているようです。
五十肩と言っても、30代でなる人もいますし、普通の肩こりや手しびれだと思っていたら五十肩だったという人もいるでしょう。